住信SBIネット銀行と提携していたSBIカードが2018年1月で停止となり、その代替カードとして2017年11月からミライノカードが発行されました。
住信SBIネット銀行におけるATMでの振込手数料の無料回数が増えたり、引き出し手数料が無料になったりというメリットがあります。
もちろんクレジットカードの機能も優秀で、充実した旅行保険や優待が付帯。
さらにスタンダード、ゴールド、プラチナカードという3種類のカードがあり、自分のニーズに適したカードを発行することができますよ。
今回はミライノカードにおける概要やメリット、デメリットについて解説していきます!!
目次
ミライノカードのスペック
ミライノカードの基本スペックは下記のとおりです。
入会基準 | 18歳以上 | 20歳以上 | 20歳以上 |
年会費(税込) | 972円 | 3,240円 | 27,000円 |
国際ブランド | JCB | ||
国内旅行保険 | 最高2,000万円 | 最高5,000万円 | 最高1億円 |
海外旅行保険 | 最高2,000万円 | 最高5,000万円 | 最高1億円 |
ポイント還元率 | 0.5%または1.0% | ||
ポイント | ミライノポイント | ||
ショッピング保険 | あり | ||
盗難補償 | あり |
ミライノカードの年会費について
ミライノカードの年会費は下記のとおりです。
- 一般カード・・初年度無料(次年度以降972円)
- ゴールカード・・3,240円(税込)
- プラチナカード・・27,000円(税込)
他のクレジットカードと比較しても安価の方ですが、さらにこの年会費がお得になる仕組みがあります。
それは利用条件次第で一般カードとゴールドカードは年会費無料になるということです。(プラチナカードは年会費無料になる条件がありません。)
- 一般カード・・・・1年間での利用金額が10万円以上
- ゴールドカード・・1年間での利用金額が100万円以上
光熱費や携帯代金などを支払えば1年で10万円は簡単に超えてしまうと思うので、一般カードに至っては実質年会費無料といってもいいかもしれませんね♪
またETCカードは年会費・発行料ともに無料です。
高速道路を利用する方はETCカードの発行をしておくと年会費無料になりやすく、おすすめですよ!
ミライノカードのポイントについて
1,000円の利用につきミライノポイントが5ポイント付与されます。
このままではポイント還元率は0.5%ですが、ミライノポイントは住信SBIネット銀行のスマプロポイントと交換すると還元率を2倍の1.0%にアップさせることができます。
スマプロポイントは等価でキャッシュバックできますので、交換先としては申し分ありませんよ。
ただ、ミライノポイント1,000ポイント→スマプロポイント2,000ポイントという交換率となるため、ポイントを貯めるまでに少々時間がかかってしまいます。
およそ20万円ほど利用しないと交換できないんです。
ポイントの有効期限は一般カードは2年間、ゴールドとプラチナカードは3年間と長めに設定されていますので、普通に利用していれば到達しないことは考えづらいですが、サブカードとした場合は到達しない可能性があります。
出来る限りメインカードとして利用しましょう。
ミライノカードの評判、口コミ
ミライノカードの評判や口コミを調べてみたところ、下記の評判、口コミを見かけました。
住信SBIネット銀行から新しく出たミライノカード。年会費900円。審査落ちが多く上がってる模様。
大手の銀行系カードでなく、ネット銀行の年会費付き平クレジットカード・・・。
ターゲット層は新卒の学生さんあたりかな。
審査にSBIに加えてJCBが濃く絡んでそうだし、ややこしいカードの印象ですわ。— BOSCOオリーブオイル (@BOSCO_OliveOil) 2017年11月27日
ミライノカード(住信SBI),国内旅行保険もついてるのか
ただポイントが細かく交換できないのはちょっと面倒だな— むらた (@tm6895) 2017年11月7日
銀行系カードということもあり、審査ハードルは厳しめという口コミをよく見かけました。
旅行保険が充実している点は評判が良かったです。
それでは次にミライノカードのメリット・デメリットについて見ていきましょう・
ミライノカードのメリット
住信SBIネット銀行で手数料がお得に!「スマートプログラム」でランクアップ
ミライノカードの最大の特徴が住信SBIネット銀行の手数料がお得になる「スマートプラグラム」でランクアップすることです。
スマートプログラムとは、商品・サービスのご利用状況に応じて確定するスマプロランクにより、ATMや振込の手数料が無料になる優遇プログラムです。また、現金に交換できるスマプロポイントが貯まります。
スマートプログラムの詳細は下記のとおりです。
項目 | ランク1 | ランク2 | ランク3 | ランク4 |
---|---|---|---|---|
ATM手数料 | 月2回 | 月5回 | 月7回 | 月15回 |
他行宛振込手数料 | 月1回 | 月3回 | 月7回 | 月15回 |
ボーナスポイント | なし | 毎月50pt |
- 一般カードの場合は住信SBIネット銀行の引落で1万円以上の引落で1つ、5万円以上の2つランクアップ
- ゴールド、プラチナカードは住信SBIネット銀行に引落口座設定で2ランクアップ
さらに住信SBIネット銀行は月末時点で総預金が30万円以上あるとランク2となります。
ですのでミライノカードゴールドを保有すればランク2でもランク4となり、手数料がお得になり、毎月ポイントも獲得できます。
個人の方はもちろん、振込や現金引き出しの多い個人事業主の方にもおすすめです。
ちなみに住信SBIネット銀行は月末時点で総預金が30万円以上ランク2になりますので、こちらのハードルはかなり低めですよ。
意外と簡単にランク4まで達成できてしまいます♪
旅行保険が充実!海外だけではなく、国内旅行保険も付いてくる!
ミライノカードはプレミア、ゴールド会員はもちろんのこと一般カードにも海外旅行保険、国内旅行保険が付帯します。
さらに家族特約も付帯してきますので、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードの中でもトップクラスの内容です。
詳細は下記のとおりです。
概要 | 一般カード | ゴールドカード | プラチナカード |
---|---|---|---|
海外旅行保険 付帯区分 | 利用付帯 | 自動付帯 | |
死亡・後遺障害保険 | 2,000万円 (1,000万円) | 5,000万円 (1,000万円) | 1億円 (1,000万円) |
傷害治療保険 | 200万円 (100万円) | 500万円 (250万円) | 1,000万円 (500万円) |
疾病治療保険 | × | 500万円 (250万円) | 1,000万円 (500万円) |
賠償責任保険 | 1,000万円 (500万円) | 5,000万円 (2,500万円) | 1億円 (5,000万円) |
携行品損害 | × | 50万円 (25万円) | 100万円 (50万円) |
救援者費用保険 | 100万円 (50万円) | 300万円 (150万円) | 500万円 (250万円) |
国内旅行保険 | |||
国内旅行保険付帯区分 | 利用付帯 | 自動付帯 | |
死亡・後遺障害保険金 | 2,000万円 (1,000万円) | 5,000万円 (1,000万円) | 1億円 (1,000万円) |
入院保険金 (日額) | 3,000円 (1,500円) | 4,000円 (2,000円) | 5,000円 (2,500円) |
通院保険金 (日額) | 2,000円 (1,000円) | 4,000円 (2,000円) | 5,000円 (2,500円) |
一般カードで国内旅行保険と家族特約もついてくるのは非常に珍しいです。
ご家族で旅行される機会が多い方はお守り代わりにもっておくといいかもしれませんね。
ゴールドカードでの特典はさらに充実!
ゴールドカードは一般カードよりもさらに充実します。
- 旅行保険がさらに充実する
- 世界60か所以上あるJCBプラザが利用できる
- 空港手荷物宅配サービスで500円で手荷物を宅配できる
年間100万円以上の利用で年会費が無料になりますので、ぜひ挑戦してみましょう!
プラチナカードはコンシェルジュサービスなどが付帯してくる
プラチナカードは年会費の割引がない代わりに、プラチナカードの名に恥じないサービスが付帯してきます。
下記のサービスが付帯してきます
- 旅行保険がゴールカードよりも充実
- コンシェルジュサービス
- JCBプレミアムステイプランが利用可能(一流ホテルを割引価格で利用できるなど宿泊関連のサービス)
- プライオリティパス
- 国内ラウンジが無料
頻繁に海外旅行する場合、コンシェルジュサービスやプライオリティパスはかなり役にたつと思いますよ。
ミライノカードのデメリット
住信SBIネット銀行を利用しない方はメリットが薄い
ミライノカードは住信SBIネット銀行の口座を保有していない方でもカードを発行することはできますが、メリットは薄くなります。
- ポイント還元率が下がる
- 手数料無料などの特典が利用できない
上記のメリットを教授できず、魅力の薄いクレジットカードになってしまうんです。
他のネット銀行をメインバンクにしている方も多いかと思いますが、それであれば他のクレジットカードを利用する、あるいは住信SBIネット銀行に口座を開設する方がいいでしょう。
家族カードがない
ミライノカードには家族カードがありません。
そのため家族で一つの口座にまとめたい、審査になかなか通らない家族の方にカードを発行したいといったことが出来ません。
どうしても家族カードが欲しい方は他のカードを検討した方がいと思います。
住信SBIネット銀行との同時入会がオススメ!!
ミライノカードを作成を検討中の方でまだ住信SBIネット銀行の口座をお持ちでない場合は同時入会することをおすすめします。
ネット銀行は他の金融機関と比較して下記のメリットがあります。
- 手数料が全般的に安い
- 手数料が無料期間がある
- ポイントサービスが充実している
また、さきほどから言っている通り、ミライノカードと連携することで住信SBIネット銀行のメリットがさらに引き上げることが可能です。
対面式の店舗がないので「不安だな〜」感じる方も多いかもしれませんが、その分コールセンターは充実しており、丁寧な対応をしてくれます♪
ネット銀行を一つ持っていれば節約できる幅も広がりますよ。
ミライノカードメリット・デメリットまとめ
ミライノカードはまず住信SBIネット銀行の口座を保有していない方にはおすすめできないカードです。
ミライノカードを有効に活用するには住信SBIネット銀行に口座開設をしましょう!
住信SBIネット銀行と併用をすれば手数料がお得になる、ポイント還元率が2倍になどのメリットがあり、条件付きでゴールドカードまで年会費が無料にできるお得なカードです。
- 振込や引き出しなど銀行の利用が多い方
- 年間利用額100万円以上の方
- 旅行に良くいかれる方
上記に該当する方には特におすすめできるカードですよ。