確定拠出年金(個人型)のおすすめ金融機関・メリット・デメリットのまとめ!!

最近老後破産、老後貧乏という言葉をよく見かけますよね(^^;;

老後に必要な資金は3,000万円といわれてますし、年金を運用するGPIFという期間が多額損失を出したなどと将来に対する不安がいっぱいです・・・

せっかく今まで頑張ってきたのですから、老後だって楽しい人生を送りたいですよね。

そんな方におススメなのが「確定拠出年金」です

最近は対象者も多くなり、節税効果も高いことから日に日に注目度が高くなっている印象をうけます

ただ、実際確定拠出年金について詳しくしっている方は少ないのではないでしょうか??

今回は重要なポイントを絞り確定拠出年金のオススメ金融機関からメリット・デメリットを徹底紹介していきたいと思います。

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確定拠出年金(DC)とは

確定拠出年金の概要 確定拠出年金は別名「DC」や「401K」と表記されることがありますが、全部同じ意味です。

年金には主に「確定給付年金」と「確定拠出年金」があります。

確定給付年金は将来の給付額が決まっている年金です。

それに対して確定拠出年金は自分の運用成績によって将来もらえる金額が増減する年金です。

企業型と個人型がある

確定拠出年金は企業型個人型があります。

企業型は今までも入られていた方は少なくないでしょう。

運用する金融商品を会社が契約する金融機関が用意する中から選択しますので、数が絞られて選びやすいです。

もう一方、今注目されているのが個人型確定拠出年金です。

この個人型確定拠出年金は「iDeCo」という愛称になり、おそらく来年あたりから耳にすることも多くなってくるでしょう。

制度改正があり、以前は個人型確定拠出年金は自営業者や企業年金のないサラリーマンに限られていたのですが、2017年1月からこれまで対象外であった主婦や公務員でも対象になり、企業年金に加入しているサラリーマンでも併用して使えるようになりました。

どうやったら入れる?

加入の申込の手続きは民間の金融機関の窓口で行う必要があります。

申込をした金融機関を経由して連合会へ申し出されます。

また、現在はSBI証券や楽天証券で確定拠出年金をすれば全てネットだけで完結してしまい、わざわざ窓口に行く必要もありません

平日に金融機関までいける人は少ないと思いますので、こういう方はSBI証券や楽天証券を利用することをオススメします。

しかも詳しくは下記で説明しますが、SBI証券と楽天証券はネット証券だけあって口座管理手数料が安いですよ♪

確定拠出年金のメリット

所得税・住民税を減税して、手取りアップ!さらに運用益も非課税!

一番のメリットともいえるのがこの所得税・住民税の減税制度です。

なんと個人型確定拠出年金の掛け金は全額が所得控除されます。

どれだけ効果があるか具体的に説明します。

課税所得が例えば500万円の方であれば、毎月2〜3万円を掛け金としてかければ8.3万円の減税、毎月1〜2万円を掛け金としてかければ4.3万円もの減税になります。

もちろんこれだけ減税効果が高いので、掛け金には上限があります。

残念ながら無制限ではありません(^^;;

国民年金の第1号被保険者(自営業をしている人など)は68,000円、国民年金の第2号(主に会社員)は被保険者23,000円が現在のところの月々の掛け金の上限となっています。

これだけでも物凄くお得な減税制度ですが、さらにもう一つお得な減税制度があります。

それは運用益が非課税であることです。

一般的な株式などの資産運用は譲渡益、配当所得に対して年率20%の課税がありますが、これが確定拠出年金の場合は0%になります。

運用して出た利益をそのままもらえます。

しかしながら受け取るときには一時金として受け取る場合は「退職所得控除」、年金として受け取る場合は「公的年金控除」という控除がありますが、この金額を超えてしまった場合は雑所得として課税されますので、この点は注意が必要です。

運用成績次第で受け取れる将来金額アップ!

確定給付型は決まった一定の金額しか受け取ることができませんが、この確定拠出年金は自分の運用次第で受け取る金額をアップできます

今日本銀行が頑張って物価を2%まで上昇させようとしています。

もし物価が2%まで上昇した場合は、物価があがりお金の価値がさがるので、決まった一定の金額しかうけとれない確定給付年金の給付額は実質的に目減りします。

しかしながら、確定拠出年金の場合は、一部だけでも株式などで運用すれば物価があがった場合、基本的にはそれに対応して給付額もあがります。

転職しても大丈夫!ポータビリティ制度

今企業型確定拠出年金に加入しているけれど、もし転職や退職した場合はどうなるのだろうと疑問に思った方もいるかとも思います。

もちろん転職した場合もなくなってしまうことはなく、ポータビリティという制度があります。

これは次の転職先に企業型確定拠出年金の制度があれば、転職先の企業型確定拠出年金に移行し、一本化できる制度です。

企業型から個人型または個人型から企業型への一本化もできます。

2017年からはほとんど誰ども確定拠出年金に入ることができるようになったため、どんな場合でもポータビリティできるようになりました。

ポータビリティには手続きが必要で、会社を退職してから6カ月以内に手続きをしないと、利息がつかなかったり、余計な管理コストがかかるなどのデメリットがありますので、必ず手続きしましょう。

確定拠出年金のデメリット

途中で引き出すことができず、受け取りは60歳から

この個人型確定拠出年金は当然「年金」なので、受け取りも基本的には60歳からとなります。

現役時のいざというときに資金がないということにならないように計画的に資金を積み立てましょう。

ただし、もし本人が万一の事故で障がい者になってしまったときは障害給付金(非課税)、死亡してしまったときは死亡給付金(相続税)が給付になりますので、生命保険の代わりになります。

運用成績次第でもらえる金額ダウンも・・

自分で投資先を選択できますので、それに伴いリスクもあります。

国内債券などで運用した場合はリスクも少ないですが、もし株式や不動産投資(REIT)での運用比率を大きくした場合、経済が下向いたときに給付額が少なくなる可能性もあるという点はしっかり理解しておいてください。

投資に不慣れな方は定期預金だけにしておくのも一つの方法かもしれませんね

運用している金融機関、ファンドは?

個人型確定拠出年金を運用している金融機関は主に証券会社、銀行、生命保険会社など様々です。

その中でも特に人気があるのがSBI証券!!

ネット証券最大手でありながら豊富な商品を揃え、手数料の安さが魅力的だからです。

それ以外ですと運用コストが高めですが、手数料が安いスルガ銀行も人気です。

手数料は高いもののその知名度、規模の大きさ、実店舗の多さから野村証券も人気がある運用会社です。

では具体的にどれくらい手数料はどのくらい違うのか?

下記の通り比較してみましょう。

(単位:円  税込)加入手数料口座管理手数料
(加入者)
口座管理手数料
(運用指図者)
給付手数料還付事務手数料
SBI証券
(残高50万円以上)
3,857円167円64円432円2,109円
スルガ銀行
(残高50万円以上)
2,777円167円64円432円2,109円
野村銀行2,777円509円406円432円1,461円

一番大事なのは口座管理手数料です。

理由は簡単で確定拠出年金には手数料が毎月かかってきてしまうからです。

とはいえ加入手数料、還付事務手数料は数回しかかからない手数料なので、あまり見る必要はありません。

「たかが342円しか差がないじゃないか!」と思う方もいると思いますがちょっとお待ちください!

確定拠出年金は長期的に掛け金を払っていくものなので、342円の差が長期的に見ると結構大きな金額になってしまうんです(^^;;

1年間で4,104円、10年間で41,040円、40年間161,160円にもなるんですよね

結構大きな金額が手数料として取られちゃうことがわかります。

またその他の手数料として代表的な手数料に信託報酬があります。

信託報酬とはファンド(預かった確定拠出年金のお金で運用している金融商品)の手数料で商品によってまちまちです。

SBI証券、スルガ銀行、野村証券の信託報酬が一番安い商品を見てみましょう。

まずは国内債券型です。

会社名商品名信託報酬
SBI証券三菱UFJ国際-三菱UFJ 国内債券インデックスファンド
(確定拠出年金)
0.1296%
スルガ銀行インデックスファンド日本債券
(1年決算型)
0.486%
野村証券野村DC国内債券インデックスファンド・
NOMURA-BPI総合
0.1728%

ちょっとスルガ銀行が高くなっていますね。

では次は国内株式です。

会社名商品名信託報酬
SBI証券SBI-SBI TOPIX100・
インデックスファンド<DC年金>
0.2592%
スルガ銀行DC・ダイワ・ストック
インデックス225
0.5616%
野村証券野村DC国内株式インデックスファンド
・TOPIX
0 2052%

これでもちょっとスルガ銀行が高く、野村証券が安いです。

上記だけ見ると野村証券って信託報酬が安いんだなーと思う方がいるかもしれませんが、運用コストが安い商品から高い商品まで幅広く扱っているのが野村証券であり、全体的にはSBI証券の方が安いということを注意してください。

また、制度改正が2017年1月からですので、今後どんどん新たな運用会社やファンドが増えてくる可能性が大きいです。

最近では楽天証券、ベネフィット・ワンなどもともと異業種である会社の参入も増えてきました。

特に楽天証券ではSBI証券に負けない商品ラインナップに加えて、年金資産残高が10万円以上に達すると通常210円(税抜き)の口座管理手数料が0円になるという凄い条件を提示してきたんです

間違いなく、楽天証券はこの先SBI証券と激戦を繰り広げると思いますね

競争が激しくなるということは、お得な金融商品が多く出てきたり、手数料が安くなるなど我々消費者にとって良いことが多くなる可能性が高くなりますので、今のうちから個人型確定拠出年金についての知識を深めていきましょう。

確定拠出年金のまとめ

以上が確定拠出年金の大まかな内容となっています。

多くの人が内容で心配しているのが、運用で失敗することだと思いますが、基本的に投資というものは長期間で見るとプラスになることが多いです。

多額損失を出してしまったGPIFも平成13年度から運用を開始しましたが、トータルで見ると40兆1,898億円もの総収益をたたき出し、年率2.39%もの成績で運用しています。

興味はあるけど、商品がいっぱいあってどの商品を選べばいいかわからないといった方は同じく年金を運用しているGPIFの運用を参考にしてみるのもいいかもしれません。

現在の運用目安は国内債券35%、国内株式25%、国外債券15%、国外株式25%です。

安全に運用したい!という方は国内債券を増やして、積極的に運用したいという方は株式での運用を増やしてみるのが良いでしょう。

損失を出すのが嫌だという方は思い切って預金だけにしておくのもいいかもしれません♪

また、この記事を見ている人は確定拠出年金を利用して、節税や将来の資産増大を目指している人が多いと思いますが、全て理解することはほぼ不可能ですのでまずは資料請求をして行動に移すことをオススメしますよ!!

ちなみにどの金融機関にするか迷っているという方は個人的にSBI証券楽天証券をオススメします

実は両者ともに口座管理手数料を無料にするキャンペーンを実施中です。

いきなり口座管理手数料が無料という大きなメリットを受けられますから、この機会を逃さないでくださいね♪

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